報道発表

宇野外務大臣政務官のミャンマーにおけるサイクロン被害に関するプレッジング会合出席

平成20年5月25日
  1. 宇野治外務大臣政務官は、5月25日(日曜日)、国連及びASEANの共催にてヤンゴンで開催されたミャンマー支援国によるプレッジング会合に出席した。
  2. 同会合に出席した宇野政務官はスピーチを行い、以下の4点を指摘した。
  3. (1)緊急無償援助の具体的拠出:9日に発表した1,000万ドルを上限とする緊急支援の具体的な拠出先を決定した(世界食糧計画(WFP)を通じ約253万ドル、国連児童基金(UNICEF)を通じ約273万ドル、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR))を通じ約173万ドルの計約700万ドル。残りの約300万ドルをシェルター・建設資材等の購入に供与。)。

    (2)医療チームの調査団の派遣:現在喫緊の課題として、緊急援助隊医療チームの早期入国が強く望まれる。日本の医療チーム調査団は本25日に入国する。

    (3)ヤンゴン港の沈没船引き上げに関する調査:調査チームを本25日から派遣する等、復旧支援に協力していく。

    (4)防災・復興支援:中長期的に防災、復興が特に肝要であり、近く復旧・復興のための調査チームを派遣する。ミャンマー政府に対し必要な準備を求める。

(参考1) 5月2日から翌3日にかけて、ミャンマーを直撃した大型サイクロンにより、同国南部を中心に甚大な人的・物的被害が発生した。最新のミャンマー国営放送の報道によれば、犠牲者数は7万7千人以上、行方不明者数は5万人以上とされている。

(参考2) 本件会合には、53カ国の代表、関係国際機関・団体の代表、バン国連事務総長及びテイン・セイン・ミャンマー首相等が出席した。

(参考3) 宇野政務官スピーチ全文

このページのトップへ戻る
目次へ戻る