報道発表

ソマビア国際労働機関(ILO)事務局長の高村大臣表敬について

平成20年5月13日
 5月13日(火曜日)17時30分頃から約30分間、外務本省にて、高村外務大臣は、訪日中のソマビアILO事務局長と会談を行ったところ、概要以下のとおり。
  1. 高村大臣より、ソマビアILO事務局長の訪日歓迎に続き、「日本政府としては、ILOの活動を重視しており、ILOの常任理事国としての役割をしっかり果たしていきたい。そのためにも、貴事務局長をはじめ、ILO事務局と緊密に連携するとともに、人材面でも貢献していきたい」旨述べた。これに対し、ソマビア事務局長は、「日本とILOの関係は大変良好であり、引続き日本人の参画に期待している」旨述べた。
  2. また人間の安全保障とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)について、高村大臣より「貴事務局長が提唱するディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)をすべての人々に確保しようとの考え方は、人間の安全保障に通じる。我が国が主導して国連に設置した人間の安全保障基金を通じ、これまでILOが実施するプロジェクトを支援してきている。今後も積極的に人間の安全保障基金を活用していただきたい」旨述べた。これに対し、ソマビア事務局長より「グローバル化の中で適切な社会保障を享受できない人々が依然多いが、こうした人々に社会保障が確保された雇用の基盤を作ることが重要である」旨述べた。
  3. その他、G8労働大臣会合で取り上げられた環境保護と雇用拡大について、ソマビア事務局長より紹介があり、環境保全と経済成長を両立させることが重要であるとの認識で一致した。
  4. なお、ソマビア事務局長は、G8労働大臣会合(5月11日~13日(於:新潟市)に出席するため訪日したもの。
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