報道発表

木村仁外務副大臣とフラ・ミン在京ミャンマー大使との会談

平成20年5月13日
 5月13日(火曜日)16時から約1時間、木村仁外務副大臣は、フラ・ミン在京ミャンマー大使と会談を行ったところ、概要以下の通り。
  1. 木村副大臣より概要以下の発言がなされた。
  2. (1)今般、サイクロンが貴国を直撃し、数万人に及ぶ犠牲者を含む大きな被害が発生したことに対し、心からお見舞い申し上げる。

    (2)我が国は、約6,400万円相当の緊急援助物資の供与をいち早く決定し、既にそれらの物資はヤンゴンに到着している。9日には、被害が更に大きなものであったことが判明したので、当面の措置としてさらに1,000万ドルの緊急援助を決定した。今後、貴国政府や国連機関とも協議しつつ、右援助の具体的な内容を固めていきたい。我が国はさらに、貴国にて活動を行うNGOにも資金協力を行っている。

    (3)また、9日に福田総理からタン・シュエ国家平和開発評議会(SPDC)議長に宛てて親書を発出した。同親書には、我が国は、緊急医療チームを派遣する用意があると記されているが、現在、事態の緊急性の観点から、我が国を含む援助要員の受入れが重要と考えているので、是非本国に伝え、ご検討いただきたい。日ごとに犠牲者が増大しているところ、決断は早くされた方が良いと考える。

  1. これに対しフラ・ミン在京大使は、概要以下の通り述べた。
  2. (1)日本政府及び日本国民の皆様に対し、ミャンマー政府及びミャンマー国民を代表しお礼申し上げる。日本の援助物資はタイの物資とともに最も早くミャンマーに到着した。

    (2)ミャンマー政府は諸外国や国際機関からの支援を歓迎している。人的支援については、現場での受入れ準備がいまだ十分に整っていないことや、ミャンマー人のボランティアも多数いることもあって、現時点では完全には受け入れていないが、これは、受入れを拒否するということではない。例えば、国連やNGO関係者に対し順次ビザを発給してきている。

    (3)貴副大臣の申し入れについては本国に伝え検討したい。

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