(1)今般、サイクロンが貴国を直撃し、数万人に及ぶ犠牲者を含む大きな被害が発生したことに対し、心からお見舞い申し上げる。
(2)我が国は、約6,400万円相当の緊急援助物資の供与をいち早く決定し、既にそれらの物資はヤンゴンに到着している。9日には、被害が更に大きなものであったことが判明したので、当面の措置としてさらに1,000万ドルの緊急援助を決定した。今後、貴国政府や国連機関とも協議しつつ、右援助の具体的な内容を固めていきたい。我が国はさらに、貴国にて活動を行うNGOにも資金協力を行っている。
(3)また、9日に福田総理からタン・シュエ国家平和開発評議会(SPDC)議長に宛てて親書を発出した。同親書には、我が国は、緊急医療チームを派遣する用意があると記されているが、現在、事態の緊急性の観点から、我が国を含む援助要員の受入れが重要と考えているので、是非本国に伝え、ご検討いただきたい。日ごとに犠牲者が増大しているところ、決断は早くされた方が良いと考える。
(1)日本政府及び日本国民の皆様に対し、ミャンマー政府及びミャンマー国民を代表しお礼申し上げる。日本の援助物資はタイの物資とともに最も早くミャンマーに到着した。
(2)ミャンマー政府は諸外国や国際機関からの支援を歓迎している。人的支援については、現場での受入れ準備がいまだ十分に整っていないことや、ミャンマー人のボランティアも多数いることもあって、現時点では完全には受け入れていないが、これは、受入れを拒否するということではない。例えば、国連やNGO関係者に対し順次ビザを発給してきている。
(3)貴副大臣の申し入れについては本国に伝え検討したい。