
カブラル・リオデジャネイロ州知事の高村外務大臣表敬について
平成20年3月11日
- 高村外務大臣は、11日午後3時より約25分間、カブラル・リオデジャネイロ州知事一行の表敬訪問を受けた。
- 高村大臣より、カブラル知事の初の来日を歓迎するとともに、本年の日本人ブラジル移住100周年・日本ブラジル交流年を契機に日伯関係を飛躍的に発展させていきたく、リオデジャネイロ州政府とも協力していきたい旨述べた。また、リオデジャネイロはブラジル文化の中心地であり、リオデジャネイロにおける交流年の成功は全国へ波及効果が大きいので、リオデジャネイロ州政府と協力して、交流年を盛り上げていきたい旨述べた。さらに、日伯間では様々な分野で経済関係が再活性化しており、両国政府としてこうした動きを後押しすることが重要、今般の訪日を通じリオデジャネイロ州との経済関係が一層促進されることを期待している旨述べるとともに、昨年12月にブラジルで開始された日本方式に基づくデジタルテレビ放送を他の南米諸国に普及させるべく協力していきたいと述べた。
- これに対し、カブラル知事より、リオデジャネイロ州ブラジル日本人移民100周年祭・日伯交流年記念事業実施委員会名誉総裁に就任したことは光栄である旨述べ、交流年の成功に尽力したい旨述べた。また、現在ブラジルは内外からの活発な投資により持続的な経済成長が続いており、リオデジャネイロ経済は最もこの傾向の恩恵に浴している州である旨述べるとともに、今般の訪日は移住100周年の祝賀が目的であるが、これに加え、日本とリオデジャネイロ州との経済関係緊密化も図りたい旨述べた。また、デジタルテレビについては、ブラジルにおいて日本方式を導入することが議論されていた際、自分は上院議員として日本方式を支持していた、同方式に基づくデジタルテレビ放送はブラジル国民から高い評判を得ており、他の南米諸国にも普及するのではないかと思う旨述べた。