
NGOによる我が国調査捕鯨船に対する妨害活動(オランダ、オーストラリアへの申入れ)
平成20年3月3日
3月3日(月曜日)、小野寺外務副大臣、小田部外務省経済局長から、それぞれハーメル在京オランダ大使、マクレーン在京オーストラリア大使に対し、シーシェパードによる今次妨害行為につき申入れを行ったところ、概要次のとおり。
- 本日14時15分、小野寺外務副大臣からシーシェパードの旗国であるオランダのハーメル大使に対し、同国の船籍を有するシーシェパード船舶(スティーブ・アーウィン号)により、我が国調査捕鯨母船「日新丸」に対して暴力を伴う危険な妨害行為が再発したことは誠に遺憾である。シーシェパードの妨害行為の中止等、直ちに旗国として適切な措置をとるよう申し入れた。
- また、本日15時、小田部外務省経済局長からマクレーン在京豪州大使に対し、シーシェパードによる妨害行為の再発は極めて遺憾である、豪州国内法に基づいてとり得る措置をとるよう要請したい旨申し入れた。
- これに対し両大使より、こうした行為が発生したことは甚だ遺憾である、本日の申入れ内容は早速本国に伝えたいとの回答があった。
また、豪州大使よりは、日本側よりの連絡を受けて、早速、スミス外相より、公海における船舶の乗務員に対する傷害を伴ういかなる暴力行為も断固非難する、すべての当事者に対し自制するよう繰り返し求めたい旨の声明を出したとの説明があった。