
ケレンベルガーICRC総裁の訪日について
平成20年2月21日
- 2月26日(火曜日)から29日(金曜日)の4日間に亘り、外務省賓客としてヤコブ・ケレンベルガー赤十字国際委員会(ICRC)総裁が来日する。
- ケレンベルガー総裁は、滞在中、天皇皇后両陛下とのお茶、福田康夫総理大臣表敬、高村正彦外務大臣をはじめとする我が国政府関係者との意見交換、シンポジウム「紛争下における人道支援と平和構築」(下記参考3.参照)への参加などを予定している。
- 我が国はICRCと協力して、世界各地における紛争被害者に対する人道支援を実施してきており、今回のケレンベルガー総裁の来日により、日・ICRC間の協力関係がより一層強化されることが期待される。
- なお、ケレンベルガー総裁の来日は、2001年12月以来であり、ICRC総裁としては今回で2回目となる。
(参考)
- 赤十字国際委員会(ICRC)
スイス人アンリ・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受け、1863年に設立。人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性という基本原則に則り、ジュネーブ諸条約に明示的に規定された任務である紛争犠牲者保護・救援活動を行う。ICRCは、世界唯一のノーベル賞の三回以上の受賞者である他、創設者デュナン自身は、第一回ノーベル賞の受賞者(いずれも平和賞)。
なお、ICRCは国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)や各国赤十字・赤新月社(現在世界に186社)とともに、国際赤十字運動を構成する。 - ヤコブ・ケレンベルガーICRC総裁(スイス人)
前職はスイス外務事務次官兼政治局長。2000年1月にICRC総裁に就任。 - 東京財団主催シンポジウム「紛争下における人道支援と平和構築」
総裁による基調講演の他、「紛争下における人道支援と平和構築の今日的課題」をテーマに、緒方JICA理事長他を交えてパネルディスカッションを行う。2月28日(木曜日)16:00より17:45まで、東京財団にて開催。