
中国における遺棄化学兵器問題に関する第12回日中共同作業グループ会合の結果について
平成20年12月25日
12月25日午前及び午後、標記会合が東京において開催されたところ、概要は以下のとおりです。
- 本件会合には、日本側からは田尻和宏(たじり・かずひろ)外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官を団長とする外務省及び内閣府遺棄化学兵器処理担当室の関係者が、中国側からは何振良(か・しんりょう)外交部日本遺棄化学兵器問題処理弁公室副主任を団長とする外交部、国防部及び環境保護部等の関係者が、それぞれ出席しました。
- 同会合では2008年度のこれまでの成果を総括し、今年度及び来年度の計画、南京より遺棄化学兵器廃棄を行う移動式処理設備の導入、吉林省敦化市ハルバ嶺地区における化学砲弾の試掘の取り進め方など、今後の作業について意見交換を行いました。また、今回会合では、移動式処理設備の導入、吉林省敦化市ハルバ嶺地区における処理事業、小規模発掘・回収事業など、中国遺棄化学兵器処理事業の様々な局面で進展が見られているとの認識で一致し、今後とも引き続き協議・協力していくことを確認しました。