報道発表

嘉手納飛行クラブ所属セスナ機の事故に関する事故調査報告書

平成20年12月12日
  1. 12月12日午後、10月24日に発生した標記事故について、在京米国大使館より外務省に対し、事故調査報告書が提出されました。
  2. それに際し、グリーン在京米国大使館安全保障課長から船越日米地位協定室長に対し、事故調査報告書に基づき以下の説明がありました。
  3. (1)10月24日14時39分、米空軍所属の軍人4名は、嘉手納飛行クラブが運用する米空軍機T-41Aで、奄美空港との間の横断飛行をするため嘉手納飛行場を出発した。その際に、当該航空機の操縦士は、嘉手納飛行クラブの教官の助言等を踏まえ使用燃料の計算を行ったが、航空機がより高い高度を飛行した場合に必要となる追加的な燃料等を考慮しなかった。

    (2)当該航空機は、奄美空港へ向かう途中、当初計画していた高度には雲があったため高度を上げて飛行し、16時42分に奄美空港に到着した。

    (3)その後、操縦士はタンクの燃料の量を目視により確認したが、燃料の補給をせずに、17時08分頃に嘉手納飛行場に向け奄美空港を出発した。

    (4)嘉手納飛行場に向かう途中の18時15分頃、同機のエンジンに問題が生じ始め、18時22分頃に燃料が切れエンジンが停止した。操縦士は、エンジンを再起動させることができず、三本の電線に当たった後、18時30分頃、当該機をサトウキビ畑に不時着させた。

  1. また、米側からは、今後、事故報告書を踏まえ、適切な再発防止策を検討するとの発言がありました。
  2. これに対し、当方から、本件事故の発生に対し改めて遺憾の意を述べるとともに、再発防止に万全を期すよう改めて申し入れました。
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