報道発表

日中中堅幹部交流(中国四川ブン川地震復興日本視察団の訪日)について

平成20年12月5日
  1. 中国政府は、四川省大地震復興の参考とするために、12月14日(日曜日)から12月20日(土曜日)まで、斉驥(せいき)住宅都市農村建設部副部長 を団長とする一行81名の訪日視察団を派遣します。同視察団は、滞日中、外務省、内閣府、国土交通省他我が国の地震復興関係省庁、新潟県及び兵庫県を訪問し、関係者との意見交換や復興・防災施設等を視察する予定です。
  2. 中国政府は、四川省大地震の復興基本計画に基づき、中央及び地方の関係省庁を挙げて被災地の復興に取り組んでおり、阪神・淡路大震災を初めとする多くの地震復興の経験を有する日本に対し、地震復興の経験・ノウハウの提供等の協力を要請しています。7月9日に行われた日中首脳会談において、5本の柱からなる地震復興に係る協力を推進していくことで合意した経緯があります。
  3. 本件視察団の訪日は、日中首脳間で合意された上記協力の一環であり、地震復興についての先進的技術、知識を有する日本関係省庁との意見交換や、地震復興の経験を有する神戸や新潟等の視察を行なうことは、四川省の地震復興計画策定に非常に有益であるのみならず、このような活動を通じて、日中間の交流の裾野が広がり、国民レベルの相互理解の促進にも資するものです。
  4. なお、日中両国は、本年5月の胡錦濤国家主席訪日の機会に、両国各界の第一線で活躍している中堅幹部の交流を進めることで一致し、本年9月に、御手洗経団連会長を委員長とする日中中堅幹部交流実行委員会が立ち上げられました。本件視察団の訪日は、本中堅幹部交流計画の一環として行われるものです。
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