
マスード・アフガニスタン・マスード財団代表による中曽根外務大臣への表敬
平成20年11月25日
11月25日(火曜日)、中曽根外務大臣は、約40分にわたり、来日中のマスード・アフガニスタン・マスード財団代表の表敬訪問を受けたところ、概要以下のとおりです。
- 冒頭、外務大臣から、同代表がボン会合やロヤジルガ等を通じ、アフガニスタンの復興のために当初から役割を果たしてきたこと、現在ではマスード財団による社会的活動を通じて同国の復興に引き続き貢献していることを評価するとともに、日本は、インド洋における補給支援活動をはじめとする治安・テロ対策及び人道・復興支援を「車の両輪」として、アフガニスタンの安定のために引き続き可能な限りの支援を行う方針である旨表明しました。
- これに対して、マスード代表は、アフガニスタンに対する日本のこれまでのあらゆる支援に対して謝意を表明するとともに、現在アフガニスタンが直面している復興の課題について説明を行いました。
- その後、双方は、来年予定されているアフガニスタン大統領選挙等の現地情勢について意見交換を行いました。
(参考)ワリー・マスード・アフガニスタン・マスード財団代表
マスード氏は、対ソ連戦で指導的な役割を果たしたアフガニスタンの英雄である故マスード将軍の実弟であり、2003年から2006年まで駐英アフガニスタン大使を務めた後、現在は、マスード財団代表として、故マスード将軍の意志を引き継ぎ、民主主義、教育の重要性といった普遍的価値を国内に広めるため、様々な社会活動に参加している。