(1)まず、エジプトのPKOセンター(アフリカ紛争解決平和維持訓練カイロ地域センター(CCCPA))において、11月23日(日)から2週間の予定で開催される研修(統合平和維持ミッションのための統合トレーニングプログラム)に、講師として自衛官2名(高橋洋二2等陸佐・榮村佳之2等陸佐)及び篠田英朗広島大学准教授(広島平和構築人材育成センター(HPC)事務局長)を派遣します。防衛省から派遣される自衛官2名は、主に自衛隊のイラク人道復興支援活動や国際緊急援助活動の経験を踏まえた講義を行い、篠田准教授は、主に国際平和協力における人材開発の重要性などに関する講義を行う予定です。
(2)また、ガーナのPKOセンター(コフィ・アナン国際平和訓練センター(KAIPTC))において、11月17日(月)から2週間の予定で実施されている、西アフリカ各国の政府職員等を対象とする小型武器管理に関する研修に、小向絵理氏(JICA国際協力専門員:平和構築)を講師として派遣しました。小向氏は、開発面から見た平和構築、特に小型武器対策の在り方につき、自身の経験に基づいて講義を行いました。
【参考】 アフリカのPKOセンターに対する我が国の支援
平成19年度補正予算により、アフリカの5つのPKOセンター(エジプト、ガーナ、ケニア、マリ、ルワンダ)に対し、我が国政府として総額1,450万ドルの支援を実施中。具体的には、施設修復、コンピューター等機材供与、研修の実施など。(この他にマレーシアのPKOセンターに100万ドル、UNESCOを通じたNGOの能力強化に150万ドルを拠出。)