(1)事故は、ロシア沿海地方沿岸から約20km離れたウラジーミル湾周辺水域の、ロシア海軍演習水域内において発生した。
(2)事故発生の直接の原因は消火システムの誤作動である。通常、消火システムを作動しなければならない場合、その区画にいる乗組員全員がガスマスクを着用した後、手動で作動させることとなっているが、今回の事故においては、何らかの要因により自動的に消火システムが作動し、乗組員はガスマスクを着用しておらず、このため、犠牲者が出てしまった。
(3)現時点に至るまで放射能漏れはなく、その他放射能に関する如何なる問題も生じていない。消火システムを除いては、すべての潜水艦のシステムは通常どおり機能している。