
中国製冷凍いんげんからのジクロルボス検出事案
平成20年10月15日
10月15日(水曜日)、在中国日本大使館は、中国国家質量監督検験検疫総局の輸出入食品安全局副局長より、今般の冷凍いんげん問題に関する説明及び情報提供を受けたところ、概要以下のとおり。
- 今回の事件を中国政府としても重要視している。良好な関係となっている日中関係に影がさすことを恐れている。日中両国が科学的に本件を捉え、お互いに情報を交換しあうことで解決していきたい。
- 10月15日、昨晩の日本側からの情報提供を受け、ただちに当局関係者が、山東省にある本件冷凍いんげんを製造した企業現場を査察している。
- 当該品のロットは、7月11日から13日の間に製造された製品で3500箱、17.5トンである。14日に検査を行い、19日に輸出している。なお、税関による検査は385項目の農薬検査である(メタミドホス、ジクロルボスを含む)が、いずれも合格であった。当該品は、7月22日に東京港へ入港、23日に通関手続きを実施している。
- 中国側の調査によれば、現時点において、栽培時、工場の製造ラインでも、一切ジクロルボスは使用されていないことを確認している。
- 中国側としては、関連情報は速やかに日本側に連絡する。既に公安当局も対応を行っている。日本側からも適宜情報を頂きたい。