報道発表

国後島北方水域におけるロシア当局による日本漁船の「拿捕」

平成20年1月31日
  1. 昨年12月13日朝、羅臼漁業協同組合所属の漁船4隻がロシア国境警備局所属の警備艇に「拿捕」されたことに関し、我が方よりロシア側に対し、北方領土問題に関する我が方の基本的立場から本件「拿捕」を受け入れられないとの立場を伝えるとともに、乗組員及び船体の速やかな解放を強く求めている。
  2. これに関し、30日、サハリン沿岸国境警備局より在ユジノサハリンスク総領事館に対し、乗組員4名を解放する旨通報があったことから、これら乗組員の引渡しを受けるため、北海道庁所属の漁業取締船「北王丸」を派遣することとした。「北王丸」は、2月1日正午過ぎに花咲港を出港する予定である。同船には外務省職員1名が乗船する。
     なお、今般「拿捕」された他の乗組員7名は、昨年12月27日までに解放されており、今回の4名の解放が実現すれば、ロシア側に「拿捕」された乗組員11名全員が帰還することとなる。
  3. 乗組員の引取りは、天候等の事情が許せば、2月1日15時頃(日本時間)、根室沖の洋上において行うことを予定している。
  4. 政府としては、引き続き、船体4隻の速やかな解放を求めていく。 
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