
我が国の世界遺産暫定一覧表への追加記載物件等の決定について
平成19年9月14日
- 我が国政府は、9月14日(金曜日)、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称 世界遺産条約)に基づく我が国の世界遺産暫定一覧表に、文化遺産として「国立西洋美術館本館」を追加記載すること、及び同資産を含む「ル・コルビュジエの建築と都市計画(注)」の推薦書(暫定版)をフランスをはじめとする関係国とともに世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターへ提出することを決定した。
(注:「ル・コルビュジエの建築と都市計画」は、現在フランス政府が中心となり、世界各国に点在するスイス生まれのフランス人建築家、ル・コルビュジエ(1887年生~1965年没。近代建築の巨匠)の作品を一括して世界遺産一覧表に記載すべく作業を進めているものであり、現時点でフランスの他、アルゼンチン、ベルギー、ドイツ、インド、スイス、日本の7か国(23作品)による共同推薦を予定している(国立西洋美術館本館は我が国に所在する唯一のル・コルビュジエ作品))
- 世界遺産暫定一覧表とは、条約の各締約国が、将来、世界遺産一覧表に記載することが適当であるものの目録として、世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターへ提出するもの。各国はその中から原則として1年2件まで世界遺産一覧表への記載物件を推薦できる。
各国が記載物件を推薦した後は、諮問機関による検討・審査を経て、世界遺産委員会の審議により記載の可否が決定される。
現在、文化遺産7件及び自然遺産1件が我が国の世界遺産暫定一覧表に記載されており、そのうちの1件(平泉-浄土思想を基調とする文化的景観)は、既に記載推薦書を同センターへ提出している。
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