
キャンプ・ハンセン内レンジ3の改修について
平成19年8月10日
外務省
防衛施設庁
- 今般、在日米軍から、日本政府に対し、キャンプ・ハンセン内のレンジ3を改修し、現在のレンジ3施設の付近に、在沖米陸軍が小銃用の射撃場を米側予算で整備するとの連絡があった。
- 米側によれば、小銃の射撃訓練については、これまでキャンプ・ハンセン等の既存の射撃場を使用して実施していたが、演習場の管理は海兵隊が行っているため、射撃場使用に係る海兵隊との調整の必要性等から効果的な訓練が実施されておらず、米軍の訓練に支障が出ていることから、訓練の集約・改善を行うものであり、これにより、より安全で、効果的かつ効率的な訓練が行えるようになるとのことである。
- また、本件施設は、射撃用のプラットホームが三方向を壁で覆われており、射撃方向は北西の山側のみとなっていることから、民間地域へ銃口が向く可能性は全くなく、また射撃に伴い騒音の問題が発生する可能性は非常に低いとのことである。さらに、本件施設の建設に当たって、米軍は、環境対策として適切な赤土流出防止策等の措置をとることとしている。
- 政府としては、今般、米国予算により建設される本件施設については、部隊の練度維持等日米安保条約の目的達成のため必要なものと考えているが、米側に対しては、訓練の実施に当たっては、地元の方々に与える影響が最小限のものとなるよう、部隊の練度維持のための必要最小限の訓練に留め、また、安全にはくれぐれも万全を期すよう働きかけを行っていく考えである。
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