報道発表

シエラレオネ共和国大統領・国会議員選挙への選挙監視要員の派遣について

平成19年8月7日

1.我が国政府は、8月11日(土曜日)に実施される予定のシエラレオネ大統領・国会議員選挙にあたり、在ガーナ大使館員2名を選挙監視要員として派遣することを決定した。

 

2.今回の選挙監視要員の派遣は、シエラレオネ選挙管理委員会(NEC)からの要請を受けて実施するものであり、他のドナー国、国際機関からも監視要員が派遣される予定である。

 

3.今次大統領・国会議員選挙は、2005年末の国連PKO撤退後実施される初めての選挙であり、同国における平和と安定にとって極めて重要な意義を有している。

 

4.我が国は、シエラレオネ共和国における平和の定着の観点から、これまでも国際機関経由の小型武器対策支援やコミュニティ開発などの二国間協力を実施してきており、本年3月には、国連開発計画(UNDP)を通じて約280万ドルの選挙機材支援を行っている。

 

5.また、本年6月に我が国は国連平和構築委員会(PBC)の議長に就任(シエラレオネは同委員会の検討対象国)。7月には今次選挙の成功を慫慂するため浜田大臣政務官が同国を訪問し、カバ大統領を表敬訪問した他、シエラレオネ政府や国連等の関係者と協議を行っている。

 

【参考】

1.シエラレオネ大統領・議会選挙(8月11日)

(1)2002年5月以来5年振り。現職カバ大統領は既に2期務めており出馬しない。

(2)主要な候補者・政党は、与党SLPP(シエラレオネ人民党)(大統領候補ベレワ現副大統領)、最大野党APC(全人民議会)(大統領候補コロマ党首)、野党PMDC(民主変革人民運動)(大統領候補マルガイ党首)。

(3)大統領選挙の結果は1週間程度で判明する見込みであるが、何れの候補も有効投票の55%を獲得できない場合、上位2者による決選投票が、第1回投票結果発表後14日以内に行われる予定。

 

2.    国連平和構築委員会(31か国)

2005年9月の国連首脳会合での合意を受け、同年12月に設立。安保理及び総会の諮問機関として、紛争状態の解決から復旧、復興、国造りに至る一貫したアプローチに基づき、紛争後の平和構築のための統合戦略を助言する。現在同委員会はブルンジとシエラレオネを対象国として議論を行っている。我が国は本年6月に同委員会議長に就任。

 

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