報道発表

米原子力空母ジョージ・ワシントンへの交替に係る安全対策等に関する実務者協議第4回会合

平成19年5月17日

  1. 米国時間の5月13日(日曜日)から17日(木曜日)までの間、アメリカ合衆国ワシントン州ブレマートン市における米海軍施設内において、日米双方の関係者が参加し、平成20年に予定されている米原子力空母ジョージ・ワシントンへの交替を念頭に、信頼できる訓練のシナリオ、並びに、安全対策及びその他の関連する措置等に関し、包括的かつ突っ込んだ議論を行った。
  2. 今回会合では、これまでの本件協議における意見・情報交換を踏まえ、本年秋に、米海軍の参加を得て実施する訓練シナリオに含まれる要素につき議論した。この中で、日米双方は、想定される事象発生の際の日米関係者間の連絡・情報共有、空母ジョージ・ワシントンの艦内及びその周辺で働く日本人従業員に対する通報、日米合同で実施する環境モニタリング等を要素として、訓練シナリオに盛り込む方向で調整することで一致した。
  3. 日本側は今回会合の機会に、これまでの会合等を通じて米側から説明・情報提供のあった、原子力艦に関する安全対策を実際に視察する観点から、空母ジョージ・ワシントンと同型の原子力空母エイブラハム・リンカーン、及び、地元における連絡センター等を訪問した(米側もこれに同行した。)。また、日本側は、地元自治体が米海軍との間で実施する原子力艦に関連する安全訓練を視察するとともに、地元自治体関係者との間で意見・情報交換を行った。
  4. また、先般、横須賀市と在日米海軍司令部・米海軍横須賀基地司令部との間で締結された「防災協定」につき、防災対策の具体的詳細を定める別添書類(附属書)の作成に向けた両者による共同作業の進捗ぶりを確認した。
  5. 日米双方は、次回会合を基本的に本年7月に開催し、それまでの間、引き続き緊密に連携・協力していくことで意見の一致を見た。
  6.  

(参考)
   標記会議には、日本側より、島田外務省北米局日米安全保障条約課長他、内閣府、文部科学省及び防衛施設庁並びに横須賀市の代表者が、米側より、ジェームズ・ケリー在日米海軍司令官、エリック・スナイダー米海軍装備司令部原子力推進機関プログラム渉外部長、ジョー・ギスト博士(本年8月に米海軍原子力推進機関プログラムの駐日代表となる予定)他、在日米海軍司令部、第7潜水艦群司令部、ピュージェット・サウンド米海軍造船所及び在京米国大使館の代表者が出席した。
 

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