1.今般、日本政府は、イラクからアクラム・アル・ハキーム国民融和担当大臣を団長に13名の国会議員等有力者を招聘し、「イラク国民融和セミナー」を開催した。セミナーの最終日となる30日(金)、イラク代表団一行は、プレス・ステートメントを発出した。
2.また、30日(金)17時50分から約30分間、イラク代表団一行は、麻生外務大臣と会談した。概要は以下のとおり。
(1)麻生外務大臣から次のとおり述べた。
「厳しい状況下での来日を日本政府として心から歓迎。情勢打開のためにはイラク政府による治安対策とともに国民融和促進に向けた努力も重要。イラクの問題を解決できるのはイラク人自身であるが、日本政府としても、問題の解決の一助になればとの思いから、国民融和セミナーを開催した次第。イラクの国民融和促進の一助となったとすれば光栄。」
(2)アクラム・アル・ハキーム国民融和担当大臣から以下のとおり述べた。
「今次セミナーを開催して頂いた日本政府に深く感謝する。すばらしい訪日、セミナーであった。広島訪問も良かった。日本の経験から多くのことを学ぶことが出来た。これをイラクに活かしていきたい。イラク人にとってはサマーワの自衛隊の成功例もあり、日本には、今後も国民融和や経済復興といった問題の解決に積極的に貢献していただきたい。今次セミナーは大変有意義であり、今後も日本政府に定期的に開催していただきたい。」