1. 3月26日(月曜日)、麻生太郎外務大臣は、平成18年度アジア大洋州大使会議に出席し、各国駐在大使に対して訓辞を行った。
2. 訓辞において、麻生外務大臣は、特に以下の2点を強調した。
(1) 急速な経済成長、中国・インドの台頭、伝統的・非伝統的脅威の深刻化を背景に、アジア太平洋地域が歴史的岐路に立っているという認識を示しつつ、その中で、この地域に「自由と繁栄の弧」を形成し、地域の共通利益を増進するとともに、日本の安定を図っていくという視点から、日々の外交活動に取り組んでほしい。
(2) 外務省が外交力の強化に取り組んでいる中、大使自らが、任国において率先して「日本」を売り込むとともに、在外公館が「ニッポン・ブランド」の発信基地として、様々な外交主体を積極的に支援することで、外交に対する国民の期待にしっかり応えてほしい。