報道発表

我が国のイラクに対する今後の取組~長期的・戦略的パートナーシップの構築と国民融和の促進~

平成19年3月16日

1. 3月21日(水曜日)から24日(土曜日)までハーシミー・イラク副大統領を我が国政府として招待することとした。

2. また、3月25日(日曜日)から31日(土曜日)まで、イラクから国民融和担当大臣を団長に15名の国会議員等有力者を招聘する。

3. 本招聘プログラムに関する我が国の基本的考え方は以下のとおり。

 (1) イラクの安定は、中東地域から原油の約9割を輸入する我が国の国益にとって不可欠であり、我が国はこれまでに自衛隊による人的貢献、約50億ドルのODA、約60億ドルの債務救済等でイラクの復興を積極的に支援してきた。

 (2) また、イラクは原油埋蔵量世界3位を誇る国であり、今後はこれまでの我が国の支援を糧に、友好国であるイラクと長期的・戦略的パートナーシップを構築し、お互いに利益を得るような関係になることが重要である。

 (3) ハーシミー副大統領の来日は、このような関係を一層強化する目的がある。

 (4) イラク情勢打開のためには治安対策の成功とともに、イラク政府の国民融和促進に向けた努力も重要である。そこで我が国は、来日するハーシミー副大統領に対し、国民融和促進に向けた働きかけを行うとともに、上記の国民融和関係議員を招聘する。

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