
日・アイルランド外相会談について
平成19年11月28日
- 冒頭、高村大臣より、本年両国が外交関係開設50周年を迎え、双方において様々な事業が行われ、大きな成功を収めたが、次の半世紀に向けて交流が更に活発化していくことを期待している旨述べたのに対し、アハーン外相より、50周年の共同文書を両国政府間で作成できたことは喜ばしく、本年を50周年の記念すべき年として対応して頂いていることに感謝する旨述べた。
- アハーン外相より、日・アイルランド経済関係は良好であり、日本企業を含む多くの外国企業がアイルランドを拠点に活発に活動していることを紹介したのに対し、高村大臣より投資環境の整備等によって更に活発に経済交流が発展していくことを期待している旨述べた。
- 国際問題に関し、両国外相は、気候変動問題に対応していくために、両国が共に積極的に行動していくこと、2013年以降の枠組みにおいては全ての主要排出国が参加することが重要であること等について意見の一致をみた。
また、アフリカ支援に関し、アハーン外相より、アイルランドは保健や衛生などの分野における支援を重視していること、アフリカ支援でも日本と協力していきたい旨述べたのに対し、高村大臣より、日本としても明年第4回TICADを開催し、アフリカ支援を強化していく旨説明し、アフリカ支援について今後日本とアイルランドが協力していくことで両外相は一致した。
- この他、両大臣は、スーダン、コソボ、ミャンマー、イラク、アフガニスタンなどの現下の国際情勢について意見交換し、これらの国際的問題について協力して取り組んでいくことで一致した。