
高村外務大臣のチエット・ベトナム国家主席表敬
平成19年11月26日
26日、高村外務大臣は国賓として訪日中のチエット・ベトナム国家主席を表敬したところ、右概要以下のとおり(先方:カップ在京大使、ビン外務次官、ルック国家主席府副主任他、当方:服部駐越大使、渥美南部アジア部長他同席)。
- 高村大臣より、ベトナムから初の国賓訪問を歓迎し、戦略的パートナーとして、両国関係が発展していることを述べた。チエット国家主席より、両国関係が日々発展しており、日本の投資が大幅に増えるなど戦略的パートナーシップが現実化しつつあることに言及した上、高村大臣の早期訪問を招待した。
- 高村大臣より、ベトナムを含むメコン地域を重視し、同地域へのODA拡充に努めている、明年1月に日メコン外相会議を開催するので協力したい旨述べた。また、高村大臣より、ベトナムが2008年から国連安保理非常任理事国となることに祝意を表しつつ、ベトナムが2008年の日本の非常任理事国選挙や常任理事国入りを支持していることに謝意を表した。チエット国家主席より、ベトナムのWTO加盟や非常任理事国入りへの日本の支持に謝意を表しつつ、日本の国際的役割を高く評価し、2008年の非常任理事国選挙や常任理事国入りへの支持を再確認した。
- 高村大臣より、カントー橋崩落事故に関し哀悼の意を表し、ベトナムの事故原因究明努力に協力していき、その上、再発防止に努めたい旨述べた。チエット国家主席より、日本の協力に謝意を表しつつ、両国で協力して事故を克服し、事故が両国の友好関係に影響を与えないようにしたい、将来、同橋を両国友好のシンボルとしていきたい旨述べた。