報道発表

国連軍後方司令部のキャンプ座間から横田飛行場への移転について

平成19年10月26日
  1. 現在キャンプ座間に置かれている国連軍後方司令部は、11月2日(金曜日)に横田飛行場へ移転する予定である。
  2. キャンプ座間及び横田飛行場は、国連軍地位協定に基づき国連軍の使用に供されている。国連軍側よりは、キャンプ座間に後方司令部が置かれた1950年代当時と比べて国連軍を取り巻く状況が大きく変化し、従前に比して、キャンプ座間に所在する米陸軍との調整に係る業務の割合が低下し、他方で横田飛行場に所在する在日米軍司令部及び米空軍との調整に業務の中心が移ってきたことを受け、今般、横田飛行場への移転を行うことになったとの説明を受けている。
  3. 政府としては、国連軍後方司令部は4名のみの構成員からなる小規模な組織であり、移転に際して横田飛行場において施設の増設は行われないものと承知している。
     
  4. (参考)

    1. 朝鮮国連軍は、1950年6月の朝鮮戦争の勃発に伴い、国連の諸決議に従って国連加盟国が自発的に派遣した部隊から構成されたものであり、現在でも朝鮮半島の平和と安全の保持のため重要な役割を果たしている。
    2. 我が国は、1954年6月、国連軍の我が国における地位及び我が国において与えられるべき待遇を規定する国連軍地位協定を締結した。現在、朝鮮国連軍が使用できる施設として独自のものはないが、同地位協定に基づき日本国政府の同意を得て、7つの在日米軍施設・区域の使用が認められている。国連軍後方司令部は、1957年にキャンプ座間に設立された。
    3. 現在、国連軍は連絡業務、オリエンテーション等のために我が国に航空機や船舶を出入りさせているが、後方司令部はそのための在日米軍司令部等との調整を行っている。
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