
谷内外務事務次官の広島市訪問について
平成19年10月19日
- 谷内正太郎外務事務次官は、10月19日(金曜日)、広島市を訪問し、7名の広島被爆者団体代表との懇談、平和記念公園の視察(原爆死没者慰霊碑参拝・献花、韓国人原爆犠牲者慰霊碑参拝・献花)及び財団法人放射線影響研究所の視察を行った。
- 懇談会では、被爆者団体代表より、核廃絶に向けて日本が唯一の被爆国として積極的な外交を展開してほしいとの要望があった。これに対し、次官より、今年も国連総会に我が国核軍縮決議案を提出するなど積極的な核軍縮外交を展開しており、今後とも被爆者の方々の声を背中に受けながら努力を継続していきたい旨述べた。また、被爆者団体代表より、被爆者援護について種々の要望があり、特に在北朝鮮被爆者の被爆者手帳取得のための協力要請があったのに対し次官より、他省の担当事項については、当該省に伝達する旨述べるとともに、在北朝鮮被爆者の被爆者手帳取得については現行法の下で人道的な観点から問題解決に向け何ができるか担当省とともに検討したい旨述べた。