報道発表

カンボジアに対する円借款の供与について

平成19年10月9日
  1. 我が国政府は、カンボジア王国政府に対し、「貧困削減成長オペレーション」の実施のため、10億円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換を10月9日(火曜日)(日本時間同日)、プノンペンにおいて、我が方篠原勝弘駐カンボジア国大使と先方ハオ・ナムホン副首相兼外務・国際協力大臣(H.E. Mr. HOR Namhong, Deputy Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で行った。
     
  2. 案件の概要
  3. 本円借款は、世銀と協調して融資を行い、カンボジア政府の国家戦略開発計画(NSDP)に基づく各種改革を促進し、カンボジアの経済成長及び貧困削減を目的とするものである。

    カンボジアは1970年以降約20年に亘る内戦、政治的混乱を経て、現在、国内の復興と開発を進めており、政策・制度改善の進展が鍵となっている。本円借款は資金供与を契機として政策対話を行うものであり、カンボジアにおける政策・制度改革を促すという意義がある。

    また、本円借款によって投資環境整備に関する政策・制度改善を促していくことは、カンボジアにおける外国投資の誘因となるのみならず、我が国の投資政策にも資することになり、我が国との経済関係発展のためにも意義を有するものである。

  1. 供与条件
  2. (1)金利:年0.01%

    (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)

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