本円借款は、世銀と協調して融資を行い、カンボジア政府の国家戦略開発計画(NSDP)に基づく各種改革を促進し、カンボジアの経済成長及び貧困削減を目的とするものである。
カンボジアは1970年以降約20年に亘る内戦、政治的混乱を経て、現在、国内の復興と開発を進めており、政策・制度改善の進展が鍵となっている。本円借款は資金供与を契機として政策対話を行うものであり、カンボジアにおける政策・制度改革を促すという意義がある。
また、本円借款によって投資環境整備に関する政策・制度改善を促していくことは、カンボジアにおける外国投資の誘因となるのみならず、我が国の投資政策にも資することになり、我が国との経済関係発展のためにも意義を有するものである。
(1)金利:年0.01%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)