報道発表

ミャンマー情勢に関する連絡会議の開催について

平成19年10月1日
  1. 10月1日、高村外務大臣の下で、ミャンマー情勢に関する連絡会議が開催された。
     
  2. 本会議には、木村外務副大臣、小野寺外務副大臣、宇野外務大臣政務官、小池外務大臣政務官、谷内事務次官及び関係各部局長等が出席した。
     
  3. 冒頭、高村大臣より、概要以下の通り発言を行った。
  4. (1)我が国を含む国際社会からミャンマー政府に対して冷静な対応を求めていたにもかかわらず、強圧的実力行使により長井健司(ナガイケンジ)氏を含む多数の死傷者が発生したことは極めて遺憾であり、ご遺族、関係者の方々に対し心より哀悼の意を表したい。

    (2)デモは沈静化する方向にあるが、ミャンマー政府がデモによって示された国民の希望を踏まえながら民主化を進めることが根本的解決につながる。

    (3)現在、薮中外務審議官をミャンマーに派遣しているところであり、ガンバリ国連事務総長特別顧問も外交努力を行っているところであるが、これらに対するミャンマー政府の対応を見極めて今後の対応を決めていきたい。

  1. 続いて、木村副大臣より、概要以下の通り発言を行った。
  2. (1)ミャンマーにおける一連の事件については、これまでも御出張中の高村大臣の御指示を随時仰ぎつつ対応してきたが、本日は、大臣御臨席のもと、最新のミャンマーを巡る情勢につき関係部局長より報告させた上で、大臣のご指示を仰ぎたい。

    (2)大臣御出張中、国内においては、27日にフラ・ミン在京大使を招致し、自分(木村副大臣)より、情勢の平和的解決を求めると共に、会談中に邦人死亡の第一報が入ったことから、強い遺憾の意を表明し日本関係者の安全確保につき適切な対応を申し入れた。

    (3)その上で、28日未明に「ミャンマーにおける騒擾事件に関する連絡室」の立ち上げを行い、28日朝には、関係部局長を集めて連絡会議を実施した。

  1. その後、関係部局長より最新のミャンマー情勢の報告が行われ、当面の対応について検討を行った。
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