プレスリリース

第9回アジア不拡散協議(ASTOP-IX)の開催

平成25年3月14日
  1.  本14日,第9回アジア不拡散協議(The 9th Asian Senior-level Talks on Non-Proliferation, ASTOP-IX)が三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN諸国,韓国,オーストラリア,カナダ,ニュージーランド及び米国から,局長級不拡散政策担当者等がそれぞれ参加しました。
  2.  今回のアジア不拡散協議での議論のポイントは以下のとおりです。

    (1) アジア各国における国際原子力機関(IAEA)保障措置の実施状況を共有するとともに,IAEA追加議定書の普遍化に向けた各国の取組について意見交換が行われました。

    (2) 国連安保理決議第1540号の履行の重要性及び同決議の履行を促進するための協力について意見交換が行われました。また,戦略的貿易管理体制の強化に向けた国際社会の動きや各国の取組について意見交換が行われました。

    (3) 参加国間で連携して拡散を阻止する取組である「拡散に対する安全保障構想(PSI)」や,ミサイルに関する信頼醸成措置についても意見交換が行われました。

  3.  協議終了後,若林健太外務大臣政務官主催レセプションが開催され,協議出席者と我が国の不拡散分野の関係者との交流・意見交換が行われました。この協議のようにアジア諸国の実務責任者が一堂に会し,不拡散分野の諸問題について包括的に情報・意見交換する機会は貴重であり,我が国にとっても非常に有意義な協議となりました。
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