
日豪外相電話会談
平成25年2月12日
本12日午後7時45分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,オーストラリアのボブ・カー外務大臣(Senator the Hon Bob Carr, Minister for Foreign Affairs)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,カー外相から,オーストラリアは,本日の北朝鮮による核実験の実施について懸念しており,オーストラリアは日本と緊密に連携して対応していくことを示したい旨述べました。
- これを受けて岸田大臣から,国際社会の自制を求める声にもかかわらず,本日北朝鮮が実験を強行したことは極めて遺憾であり,核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮不拡散体制に対する重大な挑戦であると共に,北東アジアだけではなく国際社会全体の平和と安全を著しく損なうものであるため,北朝鮮に対し直ちに厳重に抗議した旨述べました。
- また,岸田大臣から,今回の核実験を,国際社会は容認すべきではなく,今後安保理が,制裁の追加・強化を含む決議を速やかに採択すべきと考えており,安保理非常任理事国であるオーストラリアの役割に強く期待している旨述べました。
- これに対し,カー外相から,日本の立場を支持する,オーストラリアとしても北朝鮮に対して抗議を行った,今後,安保理での対応において,日本と緊密に連携していく旨述べました。
- 両大臣は,この問題について,米韓や中国やロシアなどその他の関係国も含め,引き続き緊密に連絡を取り合っていくことで一致しました。