報道発表

中野外務大臣政務官とケイン国連軍縮担当上級代表との昼食会

平成24年8月7日
  • (写真)中野外務大臣政務官とケイン国連軍縮担当上級代表との昼食会

 本7日(火曜日),中野譲外務大臣政務官は,潘基文国連事務総長の代理として広島及び長崎の平和記念式典へ出席し,また,外務省・国連大学共催の軍縮・不拡散教育グローバルフォーラムへ参加のため来日中のアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表(Ms. Angela Kane, the United Nations High Representative for Disarmament Affairs)と,昼食をとりつつ,我が国の国連を通じた軍縮・不拡散外交について意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,中野政務官から,今回の潘事務総長の代理としての広島及び長崎の平和記念式典及び軍縮・不拡散教育グローバル・フォーラムへの参加のための来日に謝意を表した上で,我が国外交の柱の一つである軍縮・不拡散の取組において国連との協力関係は極めて重要であり,今後さらに関係を強化したい旨述べました。これに対し,ケイン上級代表から,日本は国際的な軍縮・不拡散の取組の強力な推進国であり,また,国連軍縮フェローシップ,国連軍縮会議等を通じて,日本と国連が非常に良い協力関係を築いている旨応じました。
  2. また,中野政務官から,軍縮会議(CD)の再活性化に向けた潘事務総長のイニシアティブへの評価を表するとともに,兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期交渉開始に向け,国連軍縮部とも協力していきたい旨述べました。これに対し,ケイン上級代表から,本件については,軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)も大きな役割を果たしている旨述べました。
  3. 10月に開催される国連総会第一委員会について,中野政務官から,我が国は本年も国連総会に核軍縮決議を提出し,国際的な軍縮・不拡散の取組を促進する考えである旨述べました。
  4. さらに,中野政務官から,先月開催され,同政務官も代表団長として出席した国連武器貿易条約(ATT)会議においては,条約案が採択されず残念であるが,我が国としては,中心的な推進国の一つとして引き続き採択に向けて努力したい旨述べました。これに対し,ケイン上級代表からは,日本の取組に期待感が示されるとともに,協力して各国へ働きかけたい旨応じました。
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