
スペインにおける対日世論調査(結果概要)
平成24年8月1日
平成24年3月5日(月曜日)から3月16日(金曜日)まで,外務省は,王立エルカノ財団に委託して,スペインにおいて18歳以上の1,000名を対象とし,電話による対日世論調査を行いました(信頼度95.5%,誤差は±4%)。結果は以下の通りです。
- 日本全般
- 日本への関心については,「非常に関心がある」,「関心がある」,「なんとなく関心がある」と回答した人は68%,分野別では「文化・芸術」及び「科学技術」が上位を占めました。
- 日本に対する印象については,「とても良い」,「良い」と回答した人は75%で,日本に関するイメージについては,「働き者」及び「礼儀正しい」が上位を占めました。また,日本人に対するイメージについては,「創造的」,「リーダーシップがある」,「勤勉・誠実」が上位を占めました。
- 日本に対する関心については,「非常にある」,「ある」,「多少ある」合わせて68%であり,また,「日本語を学習してみたい」と回答した人も35%近くに上りました。
- その他の調査項目
- 震災後の日本の復興への努力によって,日本のイメージは44%の人が「良くなった」と回答し,その理由としては,「被災民の忍耐強さ・礼儀正しさ」,「日本全体の団結力」,「復興の早さ」等が挙げられました。
- 2011年に日本のニュースや情報を見た頻度については,「毎日」(15%),「ほぼ毎日」(29%),「週に数回」(19%)と比較的高かったことがわかりました。
- 日本企業のブランドの認知度については,トヨタ,ソニー,ホンダ,日産,三菱が上位を占め,自動車や電化製品等と関連する企業の認知度が相対的に高い傾向にあることが示され,また,日本製品については,その技術,続いて質やオリジナリティを評価する回答が多く,日本製品を購入したことがある人の95%が「非常に満足」あるいは「満足」と回答しました。
- 日本文化に対する印象は概して良く,「非常に良い」,「良い」と回答した人は85%でした。その関心分野については,「盆栽」(52%),「芸術(美術)」(34%),「食」(31%)が上位を占めました。
- 訪日経験のある人は,日本の物価や地理的な遠さ等を理由に,回答者の3%に留まった一方,観光で行きたい国として,日本は,アメリカ(50%)に次いで第2位という結果でした(25%)。
- スペイン外交における地域別の優先度については,「欧州」(80%),「米国」(57%),「中南米」(25%),「アジア」(13%),「アフリカ」(11%)の順で,「アジア」の中での重要なパートナーについては,日本は,中国(56%)に次いで2位でした(24%)。
Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。