報道発表

堀川康独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術参与の国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)本委員会議長就任

平成24年6月6日
  1. 本6日(水曜日)、ウィーンで開会した国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)本委員会第55会期において、堀川独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術参与が、日本人として初めて議長に就任しました。
  2. COPUOSは、1959年に国連の常設委員会として設置され、宇宙空間の研究に対する援助、情報交換、宇宙空間の平和利用のための方法及び法律問題の検討を行い、これらの活動を国連総会に提出することを任務とします。
  3. 近年、民間企業も含めた各国の宇宙活動が多様化、活発化する中で、COPUOSが科学技術面での国際協力や宇宙活動における法的側面に対して果たす役割は今後も増加すると予想され、堀川議長がその責務を十分に果たすことが期待されます。
  4. 堀川氏の議長就任は宇宙分野での国連の活動に対する我が国の人的貢献の一部と捉えており、我が国は他の加盟国と協調して今後更にCOPUOSの活動に積極的に貢献していく考えです。

(参考1)
 COPUOSは、意思決定機関である本委員会のほか、科学技術小委員会、法律小委員会から構成され、それぞれ年1回ウィーンで開催されている。現在加盟国は、71か国。最近では、宇宙活動の長期的持続可能性のためのガイドライン等の国際ルールの作成等に取り組んでいる。

(参考2)
 堀川康(ほりかわやすし)氏略歴:1973年宇宙開発事業団入社。約15年間我が国の静止気象衛星、地球観測衛星の開発、企画、国際調整に従事。1987年から国際宇宙ステーション計画(ISS)において日本実験棟「きぼう」(JEM)の開発を担当。JEM開発プロジェクトマネージャ、宇宙ステーション計画プログラムマネージャ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事等を経て、2009年から現職。1944年東京生まれ。工学博士。

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