報道発表

玄葉外務大臣とグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長との会談及び夕食会(概要)

平成24年4月23日
(写真)玄葉外務大臣とグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長との会談及び夕食会(概要)-1 (写真)玄葉外務大臣とグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長との会談及び夕食会(概要)-2




 本23日(月曜日)午後6時45分から約2時間,玄葉光一郎外務大臣は,飯倉公館において,来日中のアンヘル・グリアOECD事務総長(Mr. José Ángel Gurría Treviño, Secretary General of the OECD)と会談及び夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 東日本大震災からの復興等
    (1)冒頭,玄葉大臣より,要旨次のとおり述べました。
    (ア)グリア事務総長が2011年4月に来日した際の震災からの復旧・復興と日本経済の回復についての力強いメッセージに感謝する。
    (イ)その後も原子力安全,防災,リスク管理,教育などの分野で,我が国への協力をOECDが進めていることを評価したい。
    (2)これに対し,グリア事務総長より,要旨次のとおり述べました。
    (ア)一年前に,震災直後の日本を訪問したが,その後の復興について日本の方々に敬意と賞賛を表したい。また,引き続きOECDとして日本の復興のために協力していきたい。
    (イ)OECDは幅広い分野の知見を有しており,今後とも日本のためになるよう積極的に分析・提言を行っていきたい。
  2. 本年のOECD閣僚理事会
    (1)グリア事務総長より,要旨次のとおり述べました。
    (ア)5月のOECD閣僚理事会では,開発,技能・雇用,ジェンダーを中心に議論が行われる予定である。また,新たな経済的な課題に対する新しいアプローチについても議論したい。
    (イ)本年の閣僚理事会における日本の積極的な貢献を期待したい。
    (2)以上に対し,玄葉大臣より,我が国としても,閣僚理事会の議論に積極的に参加したい,また,特に開発戦略を重視しており,民間セクターの活力を活用したアジアの成長経験が他の地域でも活用されることが重要である旨述べました。
  3. OECDの邦人職員増強
    (1)玄葉大臣より,OECD事務局の日本人職員は依然として少なく,より多くの日本人がOECDで採用されるよう事務総長の協力を改めてお願いしたいと述べました。

    (2)これに対し,グリア事務総長より,今後ともOECDへの貢献に期待したい,邦人職員増強のための取り組みを進めたいと述べました。
  4. 引き続き行われた夕食会では,有識者の方々(小島順彦氏(三菱商事会長),藻谷浩介氏(日本総研主席研究員),佐々木かをり氏(イーウーマン社長))を交えて,新興国を含む国際情勢,我が国の経済情勢・政策等について幅広く活発な意見交換が行われました。
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