報道発表

佐々江外務事務次官と程永華駐日中国大使との意見交換

平成24年4月13日

 本13日(金曜日)午後5時30分から約30分間、佐々江賢一郎外務事務次官は、外務省において、程永華(てい・えいか)駐日中国大使との間で、今般の北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射について意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 佐々江次官から、発射は失敗であったが、北朝鮮が関連する国連安保理決議に違反する発射を強行したことは、我が国にとって安全保障上の重大な挑発行為であり、極めて遺憾である、北朝鮮に対して厳重に抗議した、安保理での対応についてはG8外相の緊急声明でも適切な対応を求めており、安保理が適切な対応をとる必要がある、そのため中国との間で安保理において適切に対応していくため、引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。
  2. 程大使から、中国としては、北朝鮮の「人工衛星」発射に関する状況に留意しており、関係各方面の反応にも留意している旨述べた上、貴次官の述べた日本政府の考えは本国に正確に伝える旨述べました。
  3. 双方は、北朝鮮情勢について、日中間で引き続き緊密な意思疎通を図っていくことで一致しました。
  4. なお、本13日、北京においては、丹羽宇一郎在中国大使が傳瑩(ふ・えい)外交部副部長との間で意見交換し、上記1と同様の説明をしました。
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