報道発表

ゴタバヤ・ラージャパクサ・スリランカ国防・都市開発次官による玄葉外務大臣への表敬

平成24年3月23日
(写真)ゴタバヤ・ラージャパクサ・スリランカ国防・都市開発次官による玄葉外務大臣への表敬-1 (写真)ゴタバヤ・ラージャパクサ・スリランカ国防・都市開発次官による玄葉外務大臣への表敬-2




 本23日(金曜日)午前11時頃から約30分間,玄葉光一郎外務大臣は,ゴタバヤ・ラージャパクサ・スリランカ国防・都市開発省次官(Mr.Gotabhaya Rajapaksa, Secretary, Ministry of Defence and Urban Development of the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣から,東日本大震災に際するスリランカからの支援に感謝するとともに、本年国交樹立60周年を迎える両国の関係が更に強化されることを期待する旨述べました。
  2. これに対し,ラージャパクサ次官は,国交樹立60周年は両国関係にとり重要な機会であるとした上で、2004年のスリランカ大津波の際をはじめとする日本の支援に謝意を述べました。加えて、スリランカ政府は、2009年の内戦終結後、安定した平和の実現のため、経済発展及び民族間の和解実現に向けた努力を続けており、既に取り組みを進めている国内避難民の再定住や元タミル・イーラム解放の虎(LTTE)兵士の社会統合に加え、「過去の教訓・和解委員会」の報告書の勧告事項を早期に実施し、国際社会とも引き続き連携していきたい旨述べました。
  3. 玄葉大臣から,我が国としてもインフラ整備支援を通じスリランカ政府の取り組みを引き続き支援していきたい旨表明するとともに、スリランカで活動する我が国NGOへの協力を要請しました。また、内戦終結後の国民和解や経済開発へのスリランカ政府の取り組みを評価しつつ、内戦末期の人権問題に関しては引き続き国際社会からの理解が得られるようスリランカ政府の具体的取り組みを期待する旨述べました。これに対し、ラージャパクサ次官は,これまでの我が国支援に感謝するとともに、国際社会の理解が得られるよう努力したい旨述べました。
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