報道発表

玄葉外務大臣とバラク・イスラエル副首相兼国防相との夕食会

平成24年2月16日
(写真)玄葉外務大臣とバラク・イスラエル副首相兼国防相との夕食会


 本16日(木曜日)午後7時15分から約1時間15分の間,玄葉光一郎外務大臣は,エフード・バラク・イスラエル副首相兼国防相(Mr.Ehud Barak, Deputy Prime Minister and Minister of Defense, Israel)を歓迎する夕食会を行ったところ,概要は以下の通りです。

  1. 玄葉大臣から,日イスラエル外交関係樹立60周年の年にあたり,二国間の協力を一層深めたい旨述べました。また,東日本大震災の後,イスラエルが医療チーム派遣等の協力を提供してくれたことに謝意を伝えました。また,最近のイスラエル外交官等に対する攻撃には強い憤りを感じており,これを非難する声明を発出した旨述べました。
  2. バラク副首相兼国防相から,安全保障分野を含む多くの分野で協力を深化させていきたい旨述べました。また,東日本大震災に際して日本人が見せた自己抑制や規律は世界の人々に感動を与え,自ら日本への支援を指示した旨述べました。
  3. また,イランの核問題等について,バラク副首相兼国防相は,イランの核保有を容認することは,イスラエルのみならず地域全体を不安定化させるため,国際社会として協力して厳しい措置を講じていくことが重要である旨述べました。これに対して玄葉大臣からは,日本としてもイランの核問題について国際社会の深刻な懸念を共有し,引き続き,「対話」と「圧力」のアプローチに基づいて国際社会と協調していく旨述べました。また,軍事オプションはイランに口実を与えるのみならず,アラブによる反イスラエルの団結を招くおそれがあり,イスラエルにとっても非常に危険なため慎重たるべし,この問題については制裁を効果的に実施し,外交的,平和的に解決することが重要である旨指摘しました。

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