報道発表

北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射に関する玄葉外務大臣とファビウス仏外相との電話会談

平成24年12月12日
  1.  国連安全保障理事会における協議に先立ち,12日午後10時05分(日本時間)から約10分間,玄葉光一郎外務大臣とローラン・ファビウスフランス外務大臣(H.E. Mr. Laurent FABIUS, Minister of Foreign Affairs of the French Republic)との間で,北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射について,電話会談を行いました。
  2.  両大臣は,国際社会が自制を強く求めてきたにもかかわらず,今回,北朝鮮が発射を強行したことは,安全保障上の重大な挑発行為であり,深刻な脅威であるとの認識を共有しました。
  3.  その上で玄葉大臣から,今回の発射は関連安保理決議の明白な違反であることは言うまでもなく,4月のミサイル発射時の国連安保理議長声明では,北朝鮮による更なる発射の場合には,これに応じた行動をとる決意を表明する旨書かれていることを踏まえ,4月の発射時より強い対応をとることが不可欠であり,安保理常任理事国であるフランスの役割に強く期待する旨述べました。
  4.  これに対し,ファビウス外相から,北朝鮮の挑発行為は強く非難する,日本側の考えは十分理解しており,それを念頭に安保理でしっかり対応していきたい旨述べました。
  5.  最後に,両者は,本件に関し,今後の対応について引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
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