生物多様性条約第11回締約国会議（COP11）の結果概要
平成24年10月22日
- 10月8日から19日まで，ハイデラバード（インド）にて生物多様性条約（CBD）第11回締約国会議（COP11）が開催され，172ヶ国の締約国，関連機関，市民団体，住民団体等から約9,000人が参加しました。我が国からは，外務省，農林水産省，経済産業省，文部科学省，国土交通省，環境省の担当者等による政府代表団が出席しました。また，8日の開会式にCOP10議長を務めた松本龍元環境大臣が，16日の閣僚級会合開会式には長浜博行環境大臣が出席しました。
- 今回の会議においては，暫定的なものながら，開発途上国等における生物多様性に関する活動を支援するための国際的な資金フローを2015年までに倍増させるという資源動員に関する目標の合意に成功し，愛知目標達成に向けてCOP10において醸成されたモメンタムを次回会合に引き継ぐことができました。
- 更に，条約の資金メカニズムである地球環境ファシリティ（GEF）に対するガイダンス，生態学的・生物学的に重要な海域（EBSA）の基準を満たす海域を抽出した地域ワークショップの結果を国連の作業部会等に提出すること，名古屋議定書の第1回締約国会議に向けた作業の計画，今後2年間のCBD運営予算，COP12を2014年の後半に韓国において開催することなどが決定されました。
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