
山根外務副大臣のグアテマラ大統領就任式出席(概要)
平成24年1月16日
- 1月15日(日曜日)(現地時間14日(土曜日)),山根隆治外務副大臣は,グアテマラ共和国の首都グアテマラシティで行われたオットー・ペレス・モリーナ同国新大統領(H. E. Mr. Otto Perez Molina, President of the Republic of Guatemala)就任式に,我が国の特派大使として参加しました。
- ペレス・モリーナ新大統領は,就任式におけるスピーチの中で,グアテマラの国連安保理非常任理事国の当選に際して国際社会から得た協力に対する謝意を述べつつ,今後も各ドナー国がグアテマラへの協力を継続することに対して期待感を表明しました。また,治安問題についても国際社会と協調しつつ,対策を進めていく旨表明しました。
- 山根副大臣は,今回の大統領就任式参加の機会を利用し,ペレス・モリーナ新大統領と会談を行いました。 この会談で,ペレス・モリーナ新大統領から,日本のこれまでの経済協力に対する謝意とともに,今後も引き続き協力関係を構築していきたい旨の表明がありました。これに対し,山根副大臣からは,ペレス・モリーナ新大統領の就任に対する祝意を伝達すると共に,東日本大震災に際してグアテマラ政府・国民からいただいたお見舞いや支援物資に対する感謝の言葉や,可能な範囲で今後も経済協力を継続していくとの考えを伝えました。また,双方は,日本人拉致問題を含む北朝鮮の人権状況の改善に向けて協力していくことで一致しました。
- 更に,山根副大臣は,退任するアルバロ・コロン・カバジェロス大統領(H. E. Mr. Alvaro Colom Caballeros, President of the Republic of Guatemla)と接見し,コロン大統領から,2010年10月に行った訪日は忘れがたい思い出であるとの発言があると共に,震災によって困難な状況に直面しているにも関わらず日本が経済協力を実施してきたことに対して深い謝意が表明されました。