
トリポリ調査ミッションの派遣
平成23年9月27日
- 9月25日(日曜日)から27日(火曜日)にかけて,長岡寛介中東第一課長を団長とする外務省調査ミッションが,リビアの首都トリポリを訪問しました。今般の訪問は,本年2月に在リビア日本国大使館を一時閉館して以来,我が国政府関係者による初めてのトリポリ訪問になりました。
- 同調査ミッションは,トリポリにおいて,リビア国民暫定評議会のサーレハ・ディーン・アル・バシャーリ執行委員会外交委員代理(副外相レベルに相当)(Mr. Salehal-din Al-Bashari, Acting Foreign Minister of the National Transitional Council)と会談しました。その際,先般我が国として凍結を解除したカダフィ旧政権の資産の用途等について協議した他,先方から,戦闘で負傷したリビア国民のために必要とされる義手義足のリビア国内における生産や関係者の技術取得に対する我が国への協力要請がありました。
- 同調査ミッションは,トリポリにおいて活動している米国,英国,フランス等の大使館関係者ともリビア情勢等に関して意見交換を行いました。さらに,在リビア日本大使館の視察を行い,現状を確認したところ,建物等に大きな損傷は見受けられなかったことから,今後,同大使館の早期再開に向けた検討を本格化させる予定です。