
日米外相電話会談
平成23年9月7日
- 本7日(水曜日),午前10時05分から約20分間,玄葉光一郎外務大臣は,ヒラリー・クリントン米国務長官(The Honorable, Hillary Rodham Clinton, Secretary of State of the United States of America)との間で,先方の発意により,電話会談を行いました。
- 電話会談では,概要以下のやりとりがありました。
(1)冒頭,クリントン長官から,外相就任に対する祝意を述べたのに対し,玄葉大臣から,忙しい中電話を頂いたこと及び自分(玄葉大臣)は被災地である福島県出身であり東日本大震災に際して米国から全面的かつ献身的な支援を頂いたことに感謝する旨述べました。
(2)玄葉大臣から,新内閣において,日米同盟は日本外交の基軸であり,アジア太平洋地域の平和と安定のための公共財である,この地域のリスクを最小化して,成長の機会を最大化することが求められており,クリントン長官とともに,この日米同盟の深化・発展に努めていきたい旨述べました。
(3)双方は,玄葉大臣が今月の国連総会に出席するために訪米する機会を利用して日米外相会談を行うことにつき,今後調整をしていくことで一致しました。
(4)玄葉大臣から,普天間飛行場の移設を含む在日米軍の再編を日米合意に従って具体的な努力を互いに協力しながら行っていきたいと述べ,クリントン長官も,日米合意に従って解決することが重要である旨応じました。
(5)このほか,玄葉大臣から,TPP及びハーグ条約(子の親権問題)に関する現在の政府の立場を説明しました。