
松本外務大臣へのマレン米統合参謀本部議長による表敬
平成23年7月15日
本15日(金曜日)午前11時10分から約30分間,松本剛明外務大臣は,叙勲のため来日中のマイケル・G・マレン米統合参謀本部議長(海軍大将)(Admiral Micheal G. Mullen, Chairman, Joint Chiefs of Staff)の表敬を受けたところ,概要以下のとおりです(米側から,ジョン・V・ルース駐日米大使(Mr. John V. Roos, U.S. Ambassador to Japan)他,日本側から,梅本和義北米局長他同席)。
- 冒頭,松本大臣から,マレン議長に対する旭日大綬章の叙勲に対する祝意を述べるとともに,同議長の日米同盟に対する貢献,東日本大震災での多大なる支援への感謝の意を改めて表明しました。また,先般の日米安全保障協議委員会(「2+2」)で示された新たな共通の戦略目標の下,具体的な日米安保協力を着実に進めていきたいと述べました。これに対し,マレン議長から,東日本大震災における日米協力は両国間の強力な関係を示す好例となった、今次叙勲は日本との協力に関わったすべての米軍関係者に対するものとして光栄に思うとの発言がありました。
- 松本大臣から,普天間飛行場の移設や在沖海兵隊のグアム移転を含む在日米軍の再編については,日米両政府間の合意に基づき着実に進めていきたい,米国には,沖縄の負担軽減に引き続き協力願いたい旨述べました。マレン議長からは,米軍のプレゼンスは日本及び地域の安全保障にとって重要である、米軍再編については日米合意に沿って着実に進めていくことが重要である旨発言がありました。
- また,東アジアの地域情勢についても意見交換が行われました。
- 最後に,松本大臣から,近く勇退する予定のマレン議長に対し,これまでの功績に感謝と敬意の念を伝えるとともに,退任後も引き続き日米同盟のために御協力いただきたい旨述べました。