報道発表

松本外務大臣とグローサー・ニュージーランド貿易大臣兼気候変動問題国際交渉担当大臣との会談

平成23年7月8日
写真:松本外務大臣とグローサー・ニュージーランド貿易大臣兼気候変動問題国際交渉担当大臣との会談 写真:松本外務大臣とグローサー・ニュージーランド貿易大臣兼気候変動問題国際交渉担当大臣との会談




 本8日(金曜日)11時30分から約45分間,松本剛明外務大臣は,外務省において,来日中のティム・グローサー・ニュージーランド貿易大臣兼気候変動問題国際交渉担当大臣(The Hon. Tim Groser, Minister of Trade, Minister Responsible for International Climate Change Negotiations)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

  1. 総論
    冒頭,松本外務大臣より,ニュージーランド(NZ)南島地震で犠牲となった日本人の身元確認及びそのご家族に対する支援につき,NZ政府から様々な配慮がされたことに感謝するとともに,日本人が犠牲となったCTVビル倒壊の原因究明が進むことを期待する旨述べました。これに対し,グローサー大臣は,東日本大震災における被害にお見舞いを述べた後,NZ南島地震に際する日本の支援への感謝の言葉と共に,日本人犠牲者への哀悼の意を表明しました。両大臣は,現在の良好な二国間関係を更に発展させるため努力していくことで一致しました。
  2. 気候変動問題
    両大臣は,気候変動問題を巡る現状についての認識を共有した上で,COP17の成功に向け,引き続き両国で緊密に協力していくことで一致しました。
  3. 貿易問題
    両大臣は,WTOドーハ・ラウンド交渉に関し,年末に一定の成果を生み出すことの重要性を共有し,引き続き連携していくことで一致しました。
    TPPに関して,グローサー大臣より,震災の影響はあるが,真剣に議論を行う日本側の姿勢を評価したのに対し,松本大臣より,震災の影響があり交渉参加の判断時期が遅れているが,真剣に議論する方向性は変わっておらず,出来るだけ早期に判断することが重要と考えている旨述べました。
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