
ザンビア共和国に対する無償資金協力(「ルサカ南部地域居住環境改善計画」及び「ンドラ市上水道改善計画」)に関する書簡の交換について
平成23年6月30日
- 本29日(水曜日)(現地時間同日),ザンビアの首都ルサカ市において、我が方江川明夫駐ザンビア大使と先方シトゥムベコ・ムソコトワネ財務・国家計画大臣(The Honourable Dr. Situmbeko Musokotwane, MP, Minister of Finance and National Planning)との間で,27億7,600万円を限度とする無償資金協力「ルサカ南部地域居住環境改善計画」(The Project for the Improvement of the Living Environment in the Southern Area of Lusaka)及び21億1,600万円を限度とする無償資金協力「ンドラ市上水道改善計画」(The Project for the Improvement of Water Supply Condition in Ndola City)に関する書簡の交換が行われました。
- (1)無償資金協力「ルサカ南部地域居住環境改善計画」
この計画は,ザンビアの首都ルサカ市における都市の拡大による無秩序な開発を抑制するため,新たに環状道路を敷設して、周辺の貧困住民の生活環境を改善し,経済・産業開発を促進するものです。また道路敷設に伴い、未整備であった排水路も設置し,周辺の衛生状態を改善します。
(2)無償資金協力「ンドラ市上水道改善計画」
この計画は、ザンビアの鉱工業の中心都市であるンドラ市において、安全な水の普及率の低さを改善し、水因性疾患による死亡率を削減するために、同市の上水施設を改修し、低所得者の多い地区に公共水栓を建設するものです。この計画の実施により、低所得者の多い地区では新たに約2万3,000人に安全で安定した水の供給を可能にします。
- ザンビアは、南部アフリカ地域の平和と安定に積極的に貢献しています。また、ザンビアは、我が国にとって、コバルト・銅等の鉱物資源の供給先として重要な国であり、本件協力の実施は我が国とザンビアとの二国間関係の強化にも資するものです。
- 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)において,アフリカにおけるインフラ整備や貿易・投資,及び水と衛生や環境・気候変動分野での取組を支援していくことを表明しており、今回の協力は、これらの取組を具体化するものです。
(参考1)ザンビア共和国は、面積約752.6千平方キロメートル,人口1,294万人,1人当たりGNI(国民総所得)約970米ドル(2009年世銀統計)。
(参考2)「ルサカ南部地域居住環境改善計画」(地図:別添)
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