
タイ医療支援チーム(第2チーム)の菊田外務大臣政務官表敬
平成23年6月3日
- 本3日(金曜日)午後4時から約30分間,菊田真紀子外務大臣政務官は,東日本大震災支援のためにタイから派遣された医療支援第2チームのスティポン・パンカノン小児科医師,キム・サクンヌーン看護師の表敬を受けました。
- 菊田政務官から,両氏に対し,多くの被災地の方々の診療をされたことに対する心からの感謝を表明し,被災地の方々には,タイを含む外国からも温かい支援が差し延べられていることが大きな励みになっており,被災地から感謝の声が届いている旨述べました。また,医療支援チームの受け入れは日本にとっても初めての経験だったが,タイ医療支援チームの尽力により,受け入れ先の福島県立医科大学からも高く評価されている旨述べました。
- これに対し,スティポン医師より,今回,日本に来て医療支援に携わることができたことを光栄に思う,これまでも日本から医療分野で様々な協力を得てきたが,今般このような形で日タイ協力ができてよろこばしく思う,避難所を訪れて日本の対応の素晴らしさを実感し,日本の早期の復興を確信した旨述べました。また,キム看護師から,来日にあたり,日本のことを心配する多くの友人から日本の人々に支援の気持ちを伝えて欲しいとお願いされてきた,こういう活動ができて嬉しい旨述べました。
- また,菊田政務官から,先般,タイのバンコクを訪問した際に,タイの方々から本当に惜しみない支援を頂いていることが確認できた,今回の震災を経て,我が国とタイとの強固な絆が再確認された旨述べつつ,改めてタイからの協力に謝意を表明しました。
- 同席したシントーン・ラーピセートパン駐日タイ大使館公使から,外務省より在京外交団に対して福島原発の状況を始めとして種々の情報提供が定期的に行われており,感謝する,正しい情報を本国に迅速に報告することで,駐日タイ大使館としても風評被害対策に協力させていただいている旨述べました。
【参考】東日本大震災支援のためタイから派遣されていた小児科医師1名,看護師1名からなる本件医療支援チームは,第1チームが5月9日(月曜日)から5月19日(木曜日),第2チームが5月23日(月曜日)から6月3日(金曜日)まで福島県立医科大学の医師と連携し,福島県内各地の避難所を巡回し,児童,高齢者等223名を診療,健康相談等に応じた。