
松本外務大臣とケフィ・チュニジア共和国外務大臣との会談
平成23年5月23日
本23日(月曜日)午後2時30分から約45分間,松本剛明外務大臣は,モハメド・ムルディ・ケフィ・チュニジア共和国外務大臣(H.E. Mr. Mohamed Mouldi Kefi, Minister of Foreign Affairs, Republic of Tunisia)と,外務省において会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
- 東日本大震災
冒頭,松本大臣から,東日本大震災について,チュニジアからお見舞いや支援を頂いたことに対する心からの感謝の意を表明しました。これに対し,ケフィ大臣からは,今回の訪日の第一の目的は,日本政府及び国民に対するお見舞いの気持ちを伝えることであり,今回の大震災に関連するチュニジアからの支援は,50年以上にわたる日本のチュニジアへの支援への感謝の気持ちの表れである旨の発言がありました。
- 二国間関係
(1)ケフィ外相から,民主的体制への移行の早期実現に関するチュニジアの決意と,右実現に向けた日本を始めとする国際社会の支援の必要性について説明がありました。
(2)松本大臣からは,我が国として,これまでの良好な二国間関係に基づき,チュニジアの安定的な体制移行と改革努力を支える支援を行っていく方針である旨述べました。また,今後行われるチュニジア政変後初の選挙となる制憲国民議会選挙が透明で公正なものとなるよう,我が国としてもミッションの派遣等により支援していきたい旨述べました。
- 国際場裡における協力
ケフィ外相から,引き続き我が国の国連安保理常任理事国入りを支持している旨の発言がありました。