
日・南アフリカ外相電話会談
平成23年4月18日
本18日(月曜日)16時45分から約30分間,松本剛明外務大臣は,マイテ・ヌコアナ=マシャバネ南アフリカ国際関係・協力大臣(H.E. Ms. Maite Nkoana-Mashabane, Minister of International Relations and Cooperation)と電話会談を行ったところ,その概要は以下のとおりです。本件電話会談は,南ア側の発意により行われました。
- 冒頭,ヌコアナ=マシャバネ大臣は,松本大臣の外務大臣就任に対する祝意とともに,東日本大震災に対するお見舞いの言葉を述べました。同大臣は,日本が,今次震災に際して示した強靱性を発揮して,必ず復活することを信じる,また,日本が,震災復興に取り組みつつ,第3回TICADフォローアップ閣僚会合の開催をはじめ,途上国支援へのコミットメントを維持していることを高く評価する旨述べました。
- これに対し,松本大臣より,今回の大震災に際して,ジェイコブ・ズマ大統領,ヌコアナ=マシャバネ大臣,国民議会等多くの方からお見舞いのメッセージをいただいたこと及び南アの救助隊が来日し,被災地において素晴らしい活動を行ったことに対し,日本政府及び国民を代表して,心から感謝する旨述べました。また続けて,我が国の震災復興への取組み及び原発事故への対応について説明しました。
- また,両外相は,ズマ大統領の訪日に向けた外交ルートでの調整を続けること,両国間の政治・経済関係を更に強化すること等につき一致しました。更に,両外相は,本年,南アが交渉の議長国を務める気候変動問題,国連改革等のグローバルな課題についても意見交換を行い,今後とも緊密に連携していくことで一致しました。