
日・アルゼンチン外相会談
平成23年4月11日
本11日(月曜日),松本剛明外務大臣は,午前11時00分から約50分間,外務省において,来日中のエクトル・ティメルマン・アルゼンチン共和国外務・国際通商・宗務大臣(H.E. Mr. Héctor Timerman, Minister of Foreign Affairs, International Trade and Worship)と会談したところ,概要以下のとおりです。
- 東日本大震災
(1)松本大臣より,ティメルマン外相が,大震災に見舞われた我が国への弔意と連帯の意を示すため訪日したことを心から歓迎する旨述べ,アルゼンチン側から様々な支援を頂いていることに感謝の意を述べました。また,松本大臣から,本日は地震発生後ちょうど1ヶ月でもあるが,福島原発事故に関し,総力を挙げ事態収束に努力中であり,国際社会に最大限の透明性をもって説明を継続する考えを改めて伝えました。
(2)これに対し,ティメルマン外相より,今回の訪日は,何よりも個人的に日本の友人に対し,心からの弔意と連帯の意を表するために訪日した,アルゼンチン政府は憶測に基づく決定は行わず,日本政府の正確な発表に基づき対処している,日本が現在の悲劇を克服して更に前進することを確信している旨述べました。
(3)松本大臣よりは,重ねて今次訪日に謝意を述べるとともに,アルゼンチン政府が冷静な対応をとっていることに感謝するとともに,引き続き同様の対応を要請しました。
- 二国間関係
両外相は,国連改革,種々の国際機関における協力,二国間経済関係の更なる緊密化等につき意見交換しました。