
日ニュージーランド電話外相会談
平成23年4月6日
本6日(水曜日)13時50分から約20分間,松本剛明外務大臣は,マレー・マカリー・ニュージーランド外相(The Hon. Mr. Murray McCully, Minister of Foreign Affairs)と電話会談を行いました。
- 冒頭,松本大臣から,ニュージーランド(NZ)南島地震で犠牲になられた28名の日本人の身元確認及び御家族に対する支援につき,NZ政府から様々な配慮がなされたことに感謝するとともに,今後CTVビル倒壊の原因究明が進むことを期待する旨述べました。また,東日本大震災に際して,NZ救助隊の派遣(52名),義捐金の提供(100万NZドル)等の支援に対して心から感謝の意を表明しました。
- これに対しマカリー外相は,NZ南島地震に際する日本の支援への感謝の言葉と共に,東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を表明しました。また同外相は,NZ南島地震につき日本人被害者の御家族に対して引き続き必要な支援を行う用意がある旨述べた上で,日本とNZ双方の経験を活かし防災・災害対策の分野で二国間・多数国間協力を強化していきたい旨述べました。
- 松本大臣から,被災者・避難住民支援及び福島第一原発への対応につき説明するとともに,NZを含む国際社会に対して,引き続き迅速・正確な情報提供を行っていく旨述べました。その上で,NZと同様,我が国も力強く復興の道を歩んでいきたいとの決意を表明しました。
- 最後に両外相は,両国関係強化のため,引き続き緊密に連絡を取り合っていくことで一致し,会談を了しました。