
東北地方太平洋沖地震に際してのイランからの緊急援助物資の受入れ
平成23年3月25日
- 3月24日(木曜日)15時,徳永久志外務大臣政務官は,外務省においてセイエド・アッバース・アラグチ駐日イラン・イスラム共和国大使(H.E. Dr. Seyyed Abbas ARAGHCH,Ambassador of the Islamic Republic of Iran)の表敬を受け,東北地方太平洋沖地震の被災者を支援するためのイラン・イスラム共和国からの緊急援助物資(缶詰食料)の目録を受け取りました。
- アラグチ大使からは,今回の地震及び津波で亡くなられた方々に対する深い弔意を述べるとともに,イラン国民は2003年のイラン南東部(バム)における日本からの支援(注)を忘れておらず,全てのイラン国民の心は日本とともにあると述べつつ,イランは日本に対し更なるあらゆる支援を行う用意があると述べました。また,アラグチ大使は,類い希なる忍耐と能力を有する日本国民は,必ずやこの困難を乗り越えることができると確信していると述べました。
- これに対し,徳永政務官から,イランからの支援と激励の言葉は日本国民を勇気付けるものであると述べ,謝意を表しつつ,現在の難局を乗り越えるべく国民をあげて懸命に努力しているところであり,イランからの協力も得ながら復興に向けて歩んでいきたいと述べました。
(注)2003年12月,イラン南東部バムでマグニチュード6.3の地震が発生し,3万4千人が死亡した。我が国は,国際緊急援助隊医療チームを派遣したほか,32万米ドル相当の緊急援助物資の供与を行うなど,計2016万ドル相当の支援を実施した。